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その他の痛み

Other pains

その他の痛み|高槻市真上町のペインクリニック内科 - 芥川きどクリニック

その他の痛み

OTHER PAINS

複合性局所疼痛症候群(CRPS)

外傷などで組織損傷した後に、傷が治癒した後にも痛みが持続する病態のことをいいます。傷害とは不釣り合いな強い痛みが出るほかに、腫れや発汗異常など多彩な症状が出現します。

原因
多くの原因として挙げられるのは、怪我や手術などを機に発症し、不釣り合いな激しい痛みや触ると悪化する痛みが続きます。とくにきっかけなく発症することもあります。風にあたった時や、服の擦れや湿布を貼るなど通常は痛みと感じない程度の、ごくわずかな刺激を強い痛みとして感じるようになったりもします。
症状
焼けるような痛みや、深く刺さるような痛みを伴い、その痛みを感じます。また、痛みと同時に皮膚の色の変化や脱毛、爪割れ、発汗の増加や減少などの異常を伴うのも特徴です。

がんによる痛み

日本人の死亡原因の第一位はがんです。昔は、がんは治らない病気と思われていましたが、今は医学の進歩で半数以上の方が治るようになってきました。早期発見、早期治療が大切です。そしてがんと闘うためにはまず痛みから解放される、ということが重要になります。
痛みの原因となっているがんから脳へと繋がっている神経の働きを抑え込んで痛みを取る神経ブロック治療や、一般的な痛み止めから抗うつ薬やモルヒネなど様々な薬を使って治療することにより、患者さんをがんの痛みから解放することができるようになってきました。
がんだから痛くて当たり前、そう思っている人が多いようですがそれは間違いで、痛みは取ることができます。だから我慢してはいけません。我慢が病をさらに深刻なものにし、その人から人間らしさを奪っていきます。痛みを取り除いて、生きている喜びを感じられる心と生活を取り戻すことが大切です。

原因
がんの原因として挙げられるものは、遺伝もありますが、自分自身の遺伝子から引き起こされるおともあります。感染や外傷からなる病気ではなく、自分自身の正常細胞の遺伝子に異常が発生し、これが何度も蓄積されることにより、がんになると考えられています。
症状
多くのがんは、初期のうちは、痛みを感じませんが、悪化するにつれて痛みがでてきたりもします。また、悪化した際に、痛みがない場合もあり、がんが増殖していないということではないので、油断は禁物です。出血も、初期の頃は、少量であっても悪化すると命を脅かすほどの脅威になります。また、がんになると疲労を感じやすくなったり、体重が大きく減少したりもします。

線維筋痛症

全身の痛みは必須で、90%以上の患者さんで疲労感がみられ、高率で睡眠障害、抑うつ症状がみられます。以前から線維筋痛症の疾患概念そのものに対して、賛否両論があります。痛みの種類や程度は、患者様によって異なり、天候、時間帯、心の状態などによっても変わってきます。

原因
痛みの原因は骨、筋肉、関節などの末しょう組織ではなく、脳や脊髄などの中枢神経系にあるということはわかってきておりますが詳しいことはまだわかっておりません。
症状
症状として挙げられるのは、全身痛や疲労感、関節痛、頭痛、こわばり、うつなどの症状がみられます。

遷延性術後痛

手術後、少なくとも3か月持続する痛みのことをいいます。乳がん、肺がんの手術、四肢切断の手術で生じやすいといわれています。年間8万人がこの遷延性術後痛に苦しんでいるといわれております。

原因
原因として挙げられるのは、乳がん、肺がんの手術、四肢切断の手術でなどの特定の手術で生じやすく、神経損傷や手術の時間なども影響していると言われております。また、若い世代や女性に多くみられ、また、慢性病やうつ病など合併症も引き起こす可能性があります。
症状
術後少なくとも3ヶ月は続く痛みとされており、そのうちの2〜10%は日常生活に支障をきたすほどの重症な痛みを伴うものと報告されており、神経を通して強烈な痛みが伴います。