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手の痛み

Hand pain

手の痛み|高槻市真上町のペインクリニック内科 - 芥川きどクリニック

手の痛み

HAND PAIN

手の痛み

手は複雑な構造ゆえに正確な診断がつかないまま何ヶ月間も手、手関節の痛みが持続することがあります。手は私たちの生活の中でおおくの役割を担っています。もし、手に不安やお悩み事を感じたら、何なりとご相談ください。速やかな機能回復を実現するためにも、とっさの判断で“がまん”せず迷わず受診してください。

バネ指

指を曲げるときに引っ張る筋の腱が、手のひらの通り道ではれてしまい、引っかかるために起こる現象です。指を動かすたびにかなりの痛みを伴います。引っかかりのあるところを軽くたたくと痛みが走ります。

原因
加齢に伴い、腱や腱鞘が弱くなることにより、傷みやすくなってしまい、バネ指になりやすくなります。更年期や妊娠・出産後の女性に多くみられ、この時期の女性は加齢によって筋力低下や骨粗鬆症、閉経などによってホルモンバランスが変化することも要因とされています。また、まれに乳幼児の母指にも発症することがあります。
症状
バネ指の症状としては、指の付け根に痛みを感じ、指を曲げようとするとより痛みを感じるのが特徴的で、バネのように引っかかるといった症状がみられます。また、親指、中指、薬指に症状が出ることが多く、症状が悪化すると、自分では指の曲げ伸ばしがまったくできなくなり、日常生活にも影響が出てきます。
治療
バネ指の治療には、保存療法と手術療法があり、一般的には、保存療法を選択することが多いです。保存療法では、安静にすることを大前提として、塗り薬などの外用剤やステロイド腱鞘内注射を行い、症状を治していきます。保存療法で改善が見られない時は、手術療法を検討します。手術療法により、痛みの原因となっている腱鞘の一部分を切り離し、腱の動きをスムーズにします。

ドケルバン病

手首の親指側がぞうきんを絞るような動作で極度に痛みます。この症状は、親指側の筋の腱を使い過ぎて起こります。仕事上この筋をよく使う人や、出産後の若い女性が子どもを抱いて生じるケースが多いです。

原因
ドゲルバン病は腱鞘炎の一種で、親指を伸ばすための3本の腱の2本の腱である短母指伸筋腱と長母指外転筋腱が手首の親指側に生じる腱鞘炎で、その腱を覆うトンネルのような腱鞘に炎症が起きている状態です。痛みが強くなるのは、親指を伸ばす以外にも、親指を内側にした握りこぶしを小指側に倒すという動作の際に痛みを伴います。
症状
親指を動かしたり、広げたりする動作や、力を入れようとすると、手首の親指側に痛みを発症します。
また、ものを掴んで動かすと手首の親指側が痛み、症状が悪化していくと、手に力が入らなくなります。
治療
ドケルバン病の治療には、保存療法と手術療法があります。保存療法では、薬物療法、温熱療法やステロイド腱鞘内注射などがあり、再発しやすいため、保存療法中も指の使い方に注意が必要です。保存療法で改善が見られない場合は、手術療法を検討いたします。手術療法では、手首の皮膚を小切開し腱鞘を切離し、腱を開放します。