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腕神経叢ブロック

2021.05.13

腕神経叢ブロックとは

首から肩、腕、手に向かって神経が走行していますが、首と肩の間に神経が束になっているところ(腕神経叢)があります。
超音波診断装置(エコー)を用いて、その束のところに局所麻酔薬やステロイド(炎症止め)を注入することにより、首・肩・腕・手などの痛みを鎮める治療法です。
ブロック後、腕が痺れたり、完全に動かなくなることもありますが、30分ほど経過すると自然と回復しますので心配はいりません。
腕が動かないときは三角巾で腕を支えて、お帰りいただくこともあります。

方法

  1. 痛い方を上に横に寝ていただき、頸部を広く消毒します。仰向けでワキの下を消毒することもあります。
  2. エコーで腕神経叢を確認しながら、きわめて細い針を刺します。針を進める途中で、腕に痛みや痺れが起こることがありますので、その時は医師に声をかけてください。
  3. 針が患部に達したら、局所麻酔薬・ステロイドなどの薬液を注入します。薬の広がりをエコーで確認し、ブロック治療は終了です。所要時間は2-3分程度です。
  4. ブロック終了後、30分間は安静にしていただきます。安静時間終了後、身体の状態を確認したらお帰りいただけます。

 

代表的な適応疾患

頭頚部、上肢、上胸部の有痛性疾患

例)帯状疱疹後神経痛、頚椎症性神経根症、頚部脊柱管狭窄症、頚椎椎間板ヘルニア、頚椎捻挫、寝違え、複合性局所疼痛症候群(CRPS) など

 

患者さんの基礎疾患や服用しているお薬によっては、すべての方で施行可能とは限りません。
上記のような痛みでお困りの方はお気軽にご相談ください。

 

芥川きどクリニック
院長 城戸 晴規

〒569-1121
大阪府高槻市真上町1-3-28
TEL:072-685-0161
FAX:072-685-1677

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