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頸椎椎間板ヘルニア

頸椎椎間板ヘルニア

骨と骨をつなぐクッションのような椎間板の一部が飛びだして神経にあたり、腕から腰や手足に痛みが広がり、しびれを起こす病気が頚椎椎間板ヘルニアです。高齢者だけでなく30〜40代の働き盛りにも多くなっています。8〜9割が飲み薬や神経ブロック、リハビリテーションでの治療で改善します。手術や入院の心配をせず、まずは早期に診断を受けてください。

 

 

 

 

原因

椎間板が飛び出してくる原因の一つとして、老化現象による椎間板機能の低下が挙げられ、常に圧力が掛かる部分ですので、組織の中でもっとも老化が進むのが早い部分だと言えます。また、髄核が飛び出して神経を圧迫し、痛みやしびれなどの症状を引き起こす原因になります。

 

症状

症状として挙げられるのは、しびれや痛みが伴い、手の細かい作業がしづらくなったり、体が安定せずにふらつきやすくなったりもします。四肢もしびれ、尿が出にくくなることもあります。また、さらに症状が悪化すると、神経根が圧迫され、首から肩甲骨、腕、手指にかけて耐えがたい、焼けるような痛みやしびれを生じます。

 

手術

腰痛や手足の痛みの原因が椎間板ヘルニアであっても、8-9割が症状を和らげる薬や注射、リハビリテーションでの治療で改善します。手術や入院の心配をせず、まずは早期に診断を受けてください。

頸椎症性神経根症

頸椎症性神経根症

頸椎症性神経根症とは、首から手先までつながっている神経根が圧迫されることにより、多くの場合、首や肩のあたりから腕、手指にかけてのしびれや痛みを感じます。50歳以降の男性に多くみられ、上を向くような姿勢や、手を下げた状態をとったりしているとしびれが増し、逆に手を頭の上にのせると症状が緩和されます。

 

原因

頸椎症性神経根症の一番の原因は、「加齢」です。頚椎は年齢を重ねるごとに、自然と変性してしまうため、外傷や転落、事故などで大きな衝撃を受けなくても、ある程度の年齢になると一定の割合で発症する病気です。

 

症状

中年~高齢の方で首から肩のあたり、腕、手指にかけてしびれや痛みを感じます。また、痛みは軽いものから、耐え難いものまで人それぞれですので、それぞれにあった治療法をご提案し、患者様が納得した状態で治療させていただきます。

 

治療

軽度の場合は頚椎に負担をかけないような姿勢や動き方のカウンセリングを行い、症状に応じて、鎮痛剤やブロック注射を行い、また、首から腕、手までの筋肉の動きをスムーズにするために、リハビリも行います。筋力を鍛えることにより、頚椎の負担を減らします。それでも、改善されない場合は、手術を行います。

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